2010年02月14日

【静かな有事】第3部 逆転の発想(2)減る支え手…「助け合い」知恵比べ(産経新聞)

 急速に進む少子高齢化。社会の支え手が減れば、税収も減り、行政の対応にもおのずと限界が生じる。若者が激減する地域では、高齢者同士が支え合う機会が増えることも予想される。この逆境を、かつては当たり前だった「助け合い」の精神で乗り切ろうという動きも出始めている。

 気温10度以下に冷え込む寒空の下。横浜市栄区の高台にある公田町(くでんちょう)団地(1160戸)の集会所前は多くの高齢者でにぎわっていた。団地の住民で組織するNPO法人「お互いさまねっと」が毎週火曜日に開く青空市だ。

 取れたての野菜や果物、弁当、トイレットペーパーが所狭しと並ぶ。買い物を終えた近藤カツヨさん(70)は「団地の外に行くにも急坂がきつく、バスやタクシーを使わないといけない。青空市はとても助かる」と笑顔を見せる。

 青空市が始まったのは平成20年10月。前年、団地内のスーパー跡地に入居していたコンビニエンスストアが撤退したことがきっかけだ。日用品を買う店の確保まで行政に頼るわけにはいかない。自治会長でNPO法人理事長の大野省治さん(79)は「ここ数年、孤独死もあった。自分たちで何とかしようと有志で立ち上げた」と振り返る。

 青空市は「お互いさまねっと」のメンバーが早朝から近所のスーパーや農協へ出向き商品をそろえる。自宅まで商品を持ち帰るのが大変な高齢者には付き添いも行う。いまや青空市は住民のコミュニケーションの場だ。「買い物に来ない高齢者の安否確認にもなる」と大野さん。近く喫茶サービスも予定している。

                  ◆◇◆

 身近にお店がなく買い物がままならない“買い物難民”は全国的な問題だ。高齢者が栄養不足に陥るケースも目立つようになってきた。不安は募るばかりだが、新たな「支え手」も登場し始めた。

 65歳以上が市民の4人に1人を占める富山県高岡市では、郊外に出店した大規模商業施設の影響で、中小スーパーの閉店が続いた。車を運転できない高齢者は不便さに困り果てる。

 NPO法人「買物くらし応援団」の能崎(のざき)博代表(67)が同級生らとともにボランティアで高齢者に日用品の配達を始めたのは18年だ。地元スーパーの2階に事務所を間借りし、会員から注文を受けた商品を階下のスーパーで購入する。年会費1千円、配達料1回100円で請け負う。

 1日の配達は約20件。注文、買い出し、配達をボランティアスタッフ9人で分担する。能崎代表は「スーパーの協力がないと財政的には苦しいが、配達に行くとついお客さんと話し込んでしまう」と楽しそう。

 大型トラックの荷台がコンビニ店舗に早変わり。鳥取県江府町などでスーパーを展開する「安達商事」は、コンビニエンスストア大手「ローソン」と提携し、専用に開発した「ひまわり号」で山間集落を回る。安達享司社長は「ローソンの商品を置くことで若者にも客層が広がった。全国で少子高齢化が進む中、各地のスーパーなどがうちに注目する」と話す。

                  ◆◇◆

 「これまで日本の社会保障のモデルは高福祉高負担の北欧諸国だったが、これらの国も高齢化が進み、税率を上げられなくなっている。最近は逆に北欧諸国が『官民共同の日本のやり方を学びたい』というようになってきた」と指摘するのは東大高齢社会総合研究機構の秋山弘子教授だ。

 日本は男性の平均寿命が79・29歳、女性86・05歳(20年)と世界でもトップクラスの長寿国。「高齢化は公害などと違い、国民が努力した結果ととらえ直す必要がある」と語る。

 千葉大学の広井良典教授の分析によると、地域で生活する「地域密着人口」の割合は、定年退職者の増加に伴い今後40年間で現在の約35%から50%近くまで増える見通し。地域活動の重要性はますます高まる。

 同機構は千葉県柏市で高齢社会に対応した街づくりの社会実験を始めた。団地の屋上や休耕地を農園にして、定年退職後の高齢者が収入を得る場を作る。東大大学院の研究室は、住民が事前予約するとコンピューターが自動的に運行計画を作成し、指定したバス停に車が時間通りにやってくる「オンデマンドバス」の実証実験を行った。

 秋山教授は「日本が少子高齢化問題をどう解決するか世界が注目している。先進モデルを示すことは日本が世界に貢献できるひとつの領域だし、そこにはビジネスチャンスも生まれる」と力を込める。

 政府も1月末、公共サービスを官民が協力して行う「新しい公共」の検討会議を立ち上げた。企業や地域社会、家族などすべての社会構成員がその役割と責任をどう分担するのか。少子高齢化社会は、助け合いの知恵比べも促している。

【関連記事】
目指すべき日本のあり方「労働なき富…」
アキバ系の献血ルームも登場 “若い血”求めあの手この手
骨髄ドナーに医療保険給付 「社会貢献」重視 損保や大手も
南海が「住みかえ支援事業」 沿線ニュータウンに若年世帯呼び込み
新成長戦略「新規雇用400万人以上」

<火災>住宅全焼、2人の遺体発見 埼玉・鴻巣(毎日新聞)
フランス 本場もうなる「神の雫」 著名ソムリエ高い評価(毎日新聞)
元岩出市部長ら3人を逮捕=競売入札妨害容疑−和歌山県警(時事通信)
厚労省元部長が証言翻す 郵便不正、民主議員の口利き「なかった」(産経新聞)
8歳の姪を2度投げ落とした女起訴 水戸地検(産経新聞)
posted by ライト at 20:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

虐待か? 長女への傷害容疑で継母を逮捕…兵庫 死亡との関連捜査(産経新聞)

 昨年6月、長女=当時(5)=に暴行したとして、兵庫県警三田署は11日、傷害容疑で秋田県小坂町の職業不詳、寺本浩子容疑者(26)を逮捕した。長女はその約5カ月後に死亡しており、同署は日常的に虐待が加えられていた可能性もあるとみて、死亡の経緯を調べている。

 逮捕容疑は昨年6月24日、当時住んでいた兵庫県三田市の自宅で4歳だった長女の顔などに暴行を加え、約1週間のけがをさせたとしている。

 同署などによると、長女が通っていた市立幼稚園から「(女児の)ほおにたたかれたような跡がある」と通報を受けた市が、県川西こども家庭センター(児童相談所)に連絡。同センターは女児を約1カ月間保護した後、帰宅させた。

 しかし、約4カ月後の11月24日、女児は頭を強く打つなどして病院に搬送。意識が戻らないまま、5日後に急性硬膜下血腫のため死亡した。

 寺本容疑者は当時、夫と長女、長男との4人暮らしで、長女は夫の連れ子。夫とは昨年12月に離婚している。

【関連記事】
虐待で4歳児水死させた容疑の男、初公判で「認めません」 旭川地裁
虐待?意識不明女児の体にあざ 寝屋川市
児童虐待死再発防止へ 江戸川区が対応検証へ
児相の虐待相談件数、18年連続で増加
見逃されたSOS…両親からの虐待で死亡した7歳男児の阿鼻叫喚

<小1虐待死>心のSOS届かず 父かばい気丈に振る舞い(毎日新聞)
ハイチPKO、派遣決定(産経新聞)
山形大 「文章のいろは」必修科目に(毎日新聞)
<感想文コンクール表彰>皇太子さま「良い本と巡り合って」(毎日新聞)
児童ら運動場に避難、大阪の小学校で火事(産経新聞)
posted by ライト at 05:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

文楽親子、同時襲名へ(時事通信)

 人形浄瑠璃文楽の人間国宝、竹本綱大夫(つなたゆう)さん(77)と、長男で文楽三味線奏者の鶴沢清二郎さん(45)が、それぞれの祖父の名跡である竹本源大夫(げんだゆう)、鶴沢藤蔵(とうぞう)を襲名することが9日、分かった。
 文楽で親子の同時襲名は珍しい。襲名披露公演は来年4月に大阪・国立文楽劇場、同5月に東京・国立劇場で行われる予定。 

大久保秘書、関与ほのめかす供述=石川議員の報告了承か−04年分の虚偽記載(時事通信)
郵政改革の素案、来週初に=亀井担当相(時事通信)
<岐阜市長選>現職の細江茂光氏が4選果たす(毎日新聞)
渋谷のカジノ店を摘発 バカラ賭博の疑いで従業員ら計11人逮捕(産経新聞)
自民比例に元ヘアヌード女優を公認…今夏参院選(スポーツ報知)
posted by ライト at 14:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。